確実にあがるのなら「はりつかない」札を出す


相手があがりそうなので、自分もこのターンであがるつもりなのに、他に「はりつかない」安全な札があるのに、わざわざまだ残り4枚が全部見えていない札を取る人がいる。
まれに、そういうときはりついて、相手にあがられるということも見られる。
すでに述べたように、「勝ち→負け」というのは、非常に損なことである。


終盤では「(山の残り枚数-1)回に1回」はりつく


ここで、はりつきの確率を考えてみる。
たとえば、先手番で「初回はりつき」が起こりうる可能性は1/15もない。
(ニコニコや自分が残りの札を持っている場合を除く)
(ニコニコとは、場に   とある時に、 を出して、運良く 残りの  を引くこと)
単純に自分か相手が初回にはりつくのは、後手番も入れれば、ニコニコや自分が同じ種類の残りの1枚を持っている場合も入れると、平均して6〜7試合に1回ほどとなるはずだ。
また、終盤に近づくにつれて札の数も減ってくるので、当然はりつきも起こりやすくなってくる。

たとえば、
@〔自分〕先手番で、手札の残りが   の2枚。
次に自分が札を捨てる番。菊はまだ4枚すべてが取られていない。

〔場〕場には   の2枚。

〔相手〕   当然手札残り2枚。

この時、自分が  を捨てた時に、はりつく確率は1/3。
3回に2回ははりつかずに、  と  を手に入れることができるのだから、意味もなく  を捨てて、運良く  を引いて大吉を狙う(成功確率1/6)ことは、するべきではない。

また、逆に
A〔自分〕後手番で、手札の残りが   の2枚。
次に自分が札を捨てる番。菊はまだ4枚すべてが取られていない。

〔場〕場には    の2枚

〔相手〕  先手番で手札残り1枚。

この時、自分が  を捨てた時に、はりつく確率は1/2。
この場合、どれか札を取れればあがれる状況ならば、  を捨てれば100%あがることができる。

つまり、もっともはりつきが起こりにくいのが初回で1/15弱、
状況設定上もっとも起こりやすいのが残り3枚の時点で1/2である。
(実際はここまでに残りの2枚が取られていることのほうが多い)

また、残り枚数次第では、先手番・後手番がかわる(以下では交互になる)が、
山の残り枚数(=自分の手札+相手の手札)とはりつきの確率の関係は、
3枚 1/2
4枚 1/3
5枚 2/7≒1/4
6枚 2/9≒1/5
・・・・・
これは、上の例でいうと自分が  や 残りの  を持っていないときの確率で(持っていれば、むしろはりついてくれた方が相手のカスを取れる)
「終盤はまだ取られていない種類は(山の残り枚数-1)回に1回の割合ではりつく」と覚えておくといい。

ただ、状況にもよるが、はりつきを恐れて、まだ同じ種類が取られていない札を取らずに、自分が取ることが確定している札を取るような打ち方は
一般的には平均得点を低くするであろう。(上のような確実にあがるケースは別)