自分が後手番


 以外にない。
 以外にない。
 以外にない。
相手がそろそろコイコイをしそうである。自分は光役・赤短で対抗して、少しでも被害を最小限に食い止めることを考えている。ここは  以外にない。
単純にセオリー6「中盤の札の出し方」より、  でいいだろう。なお、次順に場に取れる札がないときには、  を見切ることでいいだろう。この状況では猪鹿蝶はもはや無視してもよい。コイコイが続けば、カス1枚分の加点であろうが猪鹿蝶の5点分であろうが、大差ないからだ。
 以外にない。カス倍を考えると  もあると考えるかもしれないが、相手は当分コイコイを続けるであろうから、光役と赤短・短冊で逆転を狙う一手であろう。たとえカス倍になっても、大した失点ではない。
相手はここ何順かカスが取れずに依然として7点にならない状態で、次にあがっても最高でも2コイにしかならない状況。とりあえず大量失点はまぬがれた様子。ここは  以外にないが、次順相手があがり、カス倍でストップされた。ただ、上の状況でもし  と同じ種類の札がでていれば、手札の  を出して自分があがっていることになるし、カス倍といってもたいした失点ではない。いずれにせよ前順では  で  を取ることで(3コイされていることも考えられる状況なので)相手にプレッシャーをかける一手であろう。

また、セオリー12「大吉についての考察」より、ここで  を出して大吉をねらうべきかどうか、であるが、ここでの成功確率は3/10=30%である。
(暗算で『相手の手札×2+自分の手札』に『自分から見えていないその種類の残りの枚数』の割合でおこる、つまり10回に3回おこる。これは理解して暗記すれば、どんな状況でも簡単に確率が計算できる)
ただ、  を相手に取られるとコイコイを続けられるであろうし、予想される失点の上乗せが大きいため、この時点ではそこまでの冒険はしなくてもいいだろう。

もしこの場合、「相手も自分もオープン」しているような状況だと、単純な勝ちと負けでは
引き札がもっとも安い  であっても、
勝てば(+16点)
負ければ(−28点)
成功確率は30%
得点期待値は−15点ほど、つまり充分な試合数でこの場合  を出すと、平均して1試合あたり15点を「失う」ことになる。
一方、このまま  を出せば、ほぼ確実に負けるであろうから(次順に相手が加点できない場合もあろうが、面倒なので100%相手があがるとすると)
100%の確率で(−24)
(※  を出せば、30%の割合でカス倍を回避できるとする)
つまり、このような状況で  を出せば、平均して1試合あたり24点を「失う」ことになる。
ただし、  を取られると、コイコイされて余計な失点をこうむることが予想されるので、やはりこのような「この札がなければあがれない」という札を場に出して大吉をねらうことは、まだ残り3順もあることだし、通常はするべきではなかろう。
これが、「カスなら何でもいい」という状況であれば、もちろん大吉をねらうべきケースである。