自分が後手番


セオリー6「中盤の札の出し方」より、また自分がほかの光札を取ることがこの時点では確定していなかったこともあり、  で  を取った。
たとえば、このような状況で手札に  、場札に  があり、他に光札が自分の手札にあるような状況であれば、  を出したであろう。この場合は「光倍ヅケを防ぐ」という消極的な意味から  を出したのであり、自分の打ち方の「失点を最小に防ぐ」という考えからきている。
(この時点では相手が5コイ、6コイするやも知れず、しかも光札を全部取られることさえ、ありえないとは言えない。ここで  で  を取ることが、そのリスクを補うだけの行為であるとは思えない。)
幸運にも山から  を引いてきて  を取った。
ここではオープンにして、当然猪鹿蝶を警戒して  を出した。
セオリー12「重要な札をキープする」より、  をキープするために  で  を取るべきであろう。
相手が草短を完成して、コイコイしそうな状況。カスは取れないが赤短狙いで  で  を取るべきであろう。
相手は早くも5点、ほぼ次順でコイコイされそうである。ここに至っては猪鹿蝶を阻止するよりも、まずはカス倍ヅケをまぬがれる方が先決である。
手札の  で場札の  を取った。
相手は最高で4コイできる状態での1コイ目。ここは  以外にない。
偶然引き札で  を追加し、五光を恐れた相手は次順でストップした。
カス倍ヅケにはなったが、幸運が続いて被害を最小限度に抑えることができた。