自分が先手番


この試合では迷うところは以外は詳しい解説はせずに
途中まで展開をすすめていく。
大まかなところでこれに近い試合展開ができれば充分である。


上 級 者 の 一 手


  がなければ、当然  を出しておきたいところだ。
しかし、はりつきがある上に、1順目でカスを取れないとすると
最悪カスBまで取られることさえ考えられる。

めったにおこらないこととはいえ、単純な確率の問題ではなく、その場合の失点がかなり大きいことが予想されるため
(まさに得点期待値がプラスかマイナスか、の問題)
ここで手札の  を出して  を取ることがその危険をおかすだけの行為であるかどうか疑問である。
ここは安全に(もちろんはりつく可能性はあるが)
 を出しておきたい。
ここでは     の候補があるが、カスが1枚あり、   が取られる可能性が減ったので
 であろう。
すでに赤短は確実に取れるし、  を出すことで問題ない。
赤短を確定させる  以外にないだろう。
前順、赤短がそろう  を出したら、はりついてしまった。
はりつかなくても6点しかなかったので、どのみちコイコイはできなかった。
自分でつくったはりつきを取ると、相手からカス2枚がもらえるので、次にコイコイできそうである。
 を出す一手だが、引く札に関係なくこの時点でも
 をタネに使っても7点をこえるが、どうするべきか。
 のはりつきも幸運にも取れた。当然  はタネとして使った。
これをカス2枚分として使った人は、セオリー2の
菊の盃をタネに使うべき時」をもう一度読み返してほしい。

前順1コイしたばかり。
次は当然    で  を爆弾で取る以外にない。
ただ、ここではセオリー13「オープンについての考察」にもあるように、このように相手の取り札がほとんどなく、自分が最高で5コイできるような状況では、「3枚一度に出せる」爆弾でオープンする意味はまったくない。
爆弾にするメリットは、相手からカスを1枚もらえること、  が出るまで相手に自分の手札を分からせないこと、などであるがすでに自分が「最後までコイコイ」できることがほぼ見えている状況では
その必要はないだろう。
逆に、手札が2枚少なくなる状態になるので、その2順に引き札で場札を取れなければ、コイコイが1回少なくなる可能性がある。

ここでは前順で  を出す前に    をオープンにしておき、その上で  を出すべきであった。
そうすると、  が出たときに、  を1枚だけ出して  を取ることができてコイコイを続け、
次順に手札の  を出せば、3順後以降に  を出して、確実にコイコイを続けることができたはずだ。
(この時点ではこのテクニックはまだ発見していなかった)

この試合は、結局オープン3コイカス倍で2万円以上を獲得できた。
上級以上であれば、同じ程度の金額を獲得できるはずである。