セ オ リ ー 補 足


 コラムに書くのはどうか、とも思ったが、念のためにサンマ攻略のセオリーの補足を。

 講座に書いているのは、自分が確信をもって言えること、あるいはデータなどから導き出された「仮説」であって、それ以外の、例えば@すでに他の人の講座 に書かれているようなこと、A上級者であれば当然理解しているべきと思われることなどについては述べていない。
 また、B「おそらくこのようになるのではないか」と考えているものの、現時点でデータなどで、はっきりとは分からない事項、についても述べていない。例 えば、「役なしクソ待ち(特にカンチャンなど)の場合、何点くらいなら先制リーチをかけるのか」などだ。人によっては好形になるまでダマという人もいるだ ろう。自分の中ではある基準があるのだが、はっきりと「このようにするべきだ」という確証がないために皆さんにはまだお伝えできない。

 これらの事項のうち、観戦したり牌譜を見たりする時に気になるのが、余剰牌と字牌の扱いだ。
 たとえば、これは他の人の講座にも書いてあったのだが、明らかにメンツ構成に関係ない数牌は、できるだけ早く処理するべきだ(これは成績にかなり影響を 与えるだろう)。4メンツの好形がすでにあるのに、124や134から意味のない「1」を手牌に残す人が非常に多い。自分の場合、1順目からでも(まだメ ンツが揃っていなくても)1や9をできるだけ捨てていく。もちろん、結果的にフリテンになってしまうことも多いが、長期的に見た場合、特にサンマは早い リーチも少なくないので、余剰牌を抱えて相手リーチに振込むことを考えるとメリットも少なくないだろう。(ただし、「メンツが揃っていないのに常に必ず1 や9を捨てるようにせよ」とするのは行き過ぎだろう)

 また、講座では「字牌は何から切るべきか」は成績にほとんど影響を与えない、としたが、よく考えればやはり切るべき順番はあり、「成績にほとんど影響を 与えないが、やらないよりはやったほうがマシ」というべき「字牌に関するセオリー」はあろう。自分もできるだけそのセオリーを守って打つようにはしている が。
 二人で花札の講座でいうと、セオリー12の「同じ種類の残りの札を考慮する」程度のものだろうか。
 切る順番以外にも、そもそも「攻めるべき局面でタンピン系の手」なら、まずダブ東、以降もションパイをどんどん切っていくべきだろうし、「ドラなどを抱 えていてあがりたい局面」なら役牌は大事に取っておくべきだろう。また、手が重く、少しオリ気味に打つのなら字牌はなるべく捨てないで相手の手の進行を遅 らせるべきだろう。

 もし「講座のセオリーを実践しているのに、成績が思ったほどよくならない」という人がいれば、この講座以外の色々なサンマの講座を読むことをおすすめす る。非常にいいことが書いてあるものが多い。ただ、この講座と逆の内容が書いてあれば、その部分だけはできればこの講座の内容に従って打つようにしてほし い。

 自分が考えるところのすべてのセオリーは、極言すれば設例に出した「碁石のめくり合いでは、黒の碁石が多い方が有利」ということや、「サイコロを無限に 振り続けていけば1の目が出る確率は1/6になる」ことの応用でしかない(これ以上のことは自分には分からない)。

 本当は、花札のように細かくテーマ別にセオリーを述べていきたいが、自分の代わりに仕事や勉強をしてくれる、という奇特な人が現れない限り難しいだろう。。