バッグパッカー








さて、はじめの4泊は、世界 中からバッグパッカーが集まる安宿街の近くにホテルを取った。前半はツアーで観光したかっため、たまたま近くに現地の有名な格安&ぼったくりなしの旅行会 社が林立していたからだ。高級ホテル街からだと、毎日タクシーで往復しなきゃならないからネ。。


前の日の夜遅くにホテルに着いたものの、

クラクションの音がうるさくて、疲れているのに一睡もできなかった。

まぁ興奮していたのもあるかも知れない。ハァハァ
つーか、2つ星ホテルを予約したんだが、正直薄汚いホテルだったのにはマイった。
これで正規料金US60ドル(≒7,000円)は高すぎる!!


結局眠れぬまま朝を迎え、そのまま早朝からの市内一日観光コースに参加した。
参加者は10人ほどで、国籍はアメリカ×4、中国×2、あとは単独で参加していたタイ人、フィリピン人、国籍不明の男性、そしてオレだ。少人数だったので小型のバスに乗り、いつしか自己紹介をして、だんだん仲良くなっていった。


バスに乗っているときに、オレは主にアメリカ人親娘と中国人の20歳くらいの大学生カップルと話した。
どこから来たとか仕事は何してるとかから始まって、家族のことや何と言うか世間話をしてた。
オレは中3までのほとんどを海外で過ごしたため(本当)、英語は日常会話程度なら大丈夫だし、中国語は・・・かわいいコがいたときに、知り合うきっかけを 作れる程度なら(あいさつや名前・職業を聞くなど)話せる。誰だって、自分の国のコトバで話しかけられれば、悪い気はしないものだろう。


一日観光コースが終わって、アメリカ人親娘に夕食をいっしょにどうかと誘われて、娘の友達(アメリカから来ていた)も合流して、簡単な夕食を取った。一般 にアングロサクソン系(イギリス人、アメリカ人、カナダ人etc.)、特に女性は、過度の飲酒を好ましく思わないので、食事中はビール1本だけにしておい た。


まぁいろんな話をした。お互いの生活のことなどから始まって、日米の習慣の違い、国民性の違いなども話したナ。
オレは外国人と話すときに、できるだけ同じ質問を色々な人にするようにしている。「アメリカ人はこう思う」「日本人ならこうだ」みたいに単純に割り切れる ことは少なく、キリスト教の宗派の違い、大都市の人か田舎の人か、若いか年配か、あるいは単にその人の人生観の違いなどで、答えは当然違ってくるからだ。
ただ、トータルとして「アメリカ人は一般にこう考える」「ドイツ人ならこうだ」という価値観はあろう。


たとえば、スイス人とは覚えている限り2人しか話したことはないが、本で読んだ知識として、彼らは小さいときからお金を管理することを親などから教育さ れ、レストランなどではレシートを徹底的にチェックして、少しでも不明な点があれば10分でも20分でもウェイターに説明を求めて、すべてに納得してから 支払うそうだ。
ほかの欧米人もおおむねそうなのだが、何というか、その中でもかなり徹底しているらしい。
だからこそ、世界的にも「スイスの銀行」は有名になったのだろう。
そんな話をかなり以前に食事をしながらすると、「おおむねそんな感じだ」という答えが返ってきた。
オレは失礼にならない言い方で、「日本や韓国などでは、逆にそんなことをすると、(男性ならなおさら)せこい人間と思われてしまう。ただ、逆にスイスでレ シートも確認しないで支払うと、金の管理もできないと思われるんだろうね。文化や習慣の違いは難しいネ」と話したものだ。


あと、オレは日本人の中でも、さほど自己主張しない方なのだが、欧米人などといるときには「オレはこうしたいが、あなたはどうしたいか?」などのように、かなりはっきりと意思表示をする。

そうしないと、欧米ではバカだと思われてしまうからだ。

過ぎた謙遜は美徳にはなら
ない
逆に日本では、そんなことをすれば「自己主張の強いワガママなやつだ」と思われかねない。


その晩は、彼女らが「日本人はどうしてそうするのか?」と疑問に思うであろうことに対して、「それはこのような理由からであって、文化や習慣の違いから来るものである」ということを、いくつか説明した。
そして、いつものパターンであるが「オレ自身は酒に関してはラテン系に近い考えだ。というわけで、オレが払うので、ワインをボトルで注文して皆でシェアし ないか?」として、スムースに酒の量を増やすことに成功した。一応イイワケで「イタリア人なんて昼からでも飲むからネ」と言っておいた。
(* -。-)ボソッ


そんな感じで、前半はバッグパッカーと呼ばれる貧乏旅行者たちと、主に格安バスツアー(メコン川クルーズなどにも参加)で知り合って食事をして、いろんな話をした。楽しかったあぁあぁあぁあぁ。
デリケートな話題、政治や宗教や戦争、についてはできるだけ触れないようにはしたが、向こうが振ってくる話題に対しては、自分の主観を述べたつもりだ。
例えば、イラクで人質になった3人に対して、日本政府が救出費用を請求するとかの話では(よくそんな話をアメリカ人が知ってたな 汗)、「政府はすでに何 度も行くなという勧告を出したにも関わらず、彼らは自分の判断で現地に行った。しかも彼らの中にはコミュニストや左翼系報道機関で働いていた人もいて、ア メリカ人の言う「愛国心」を日本国家に対して持っているとは到底思えない。アメリカではそのような人達が政府(外務省ってコトバが分からんかった)の言う ことを聞かなかったとして捕まっても、批判されないのか?」と聞くと、「なるほど、それなら世論は彼らを批判するだろう」


ちなみに、アメリカでは幼稚園から毎日星条旗を掲揚して国家に忠誠を誓う。最近は州によってそれをしないところもあるようだが(確か憲法に違反しているとして連邦政府だかが訴えたとか聞いたが・・・定かではない)。
個人レベルでは色々な意見もあろうが、国旗の掲揚を認めない国家公務員(学校の先生など)は、日本以外のほとんどの国では即座にクビだろう。第一、日本の国家公務員法に明らかに違反している。


まぁ、ずっと英語で話してたんで、最初は疲れることもあったが、できるだけ簡単なコトバを選んで会話した。2日後の悪夢(腹痛)の前までは・・・。